発達障害のある高校生は、コミュニケーションだけでなく学習面でも問題が浮き彫りになりがちです。どのような問題が起き、どのように対処するべきかを解説します。
発達障害のある高校生は人とのコミュニケーションが苦手な傾向があり、表面的にうまく人付き合いをしていても、頑張って周りに合わせていることがあります。
生きづらさが現れてきやすいのも高校生のころです。同級生との付き合いが複雑になったり、自分のことを客観視できるようになることでギャップを感じたりすることによる不安やつらさを感じることも少なくありません。
課題や勉強を自ら行うのが難しく、学習に支障をきたしやすいことも特徴です。自主的にスケジュールを立てて行動をするのが苦手であり、テストに苦手意識をいだくこともあります。
高校生になると教科が増え、学習内容も変わってきます。そこで特定の教科が苦手になることも考えられます。
人間関係や日常生活における問題では、どのようなことが問題になっているのか洗い出してみましょう。そしてその問題が起きないようにルールを決めてその通りにすると、社会生活になじむ行動を取りやすくなります。
発達障害の高校生は、自分の特性をよく理解し、できること・苦手なことを把握しておくと生きづらさを感じにくくなるはずです。自らさまざまなことを体験することに加え、外部の支援機関やスクールカウンセラーを頼るのも良い方法と言えます。進路選択でも実際に学校に行って体験してから判断してください。
スケジュールを立てて学習するのが難しいようなら、カレンダーや手帳、アプリなどを活用してスケジュールを管理するようにしてください。リマインダー機能のあるアプリを使えば、予定どおりに学習を進めやすくなります。
発達障害のある高校生は生きづらさやコミュニケーションへの苦手さを感じたり、学習面での問題が現れたりしてくることがあります。しかしうまく対処できれば、自身の弱みや強みを把握した上で適した進路を選べるはずです。
学習面で苦手があるなら、発達生涯の方に向いている学習塾に通うのも方法のひとつです。千葉県には発達障害の子どもが通える塾がたくさんあります。教科と療育の両方に対応できる塾もあるため、大きな学びが得られるでしょう。